2020年11月19日

第54回研修会 耐震改修事例報告会 PartV 報告

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第54回研修会 耐震改修事例報告会PartVは、2020年11月18日、半田市福祉文化会館 視聴覚室において行いました。
コメンテーターに当ネットワーク顧問の、井戸田秀樹氏(名工大大学院教授)、川端寛文氏(名工大客員教授)を招き、愛知県から2名、半田市から3名の参加も含め、40名の参加者で賑わいました。
トップバッターは、東海事務局の成田完二氏より、大きな家の安価な改修例の報告がありました。
190uを超える床面積ながら、好条件が重なり、補助金を差し引き19万円程度の負担で耐震改修ができました。
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2番手は服部由美氏、2階建を減築し平家に改修した斬新的な事例で、さすがと思わせる美しい仕上がりで、新築のようにみえながら、そこかしこに建物の歴史が垣間見える作品になっています。
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本田義秋氏からは得意の伝統構法改修、3例。曳家、揚げ家、丈三建ちの改修です。日本中で困っている石置き基礎の物件をいとも簡単にやってしまう当たり、ベテランの技です。愛知県の耐震改修事例コンペで最優秀を取った作品もありました。

しんがりは丸谷勲氏、大きな家の真ん中にログシェルター(すみか)を組み立て、耐震改修を行う、最新工法の紹介でした。
20cm近くある長いビスをねじ込むので、手は腱鞘炎になるは、工具は触れないほど熱を持つは、そのビスが高く、想定外の費用が掛かったなど、初めてであればこその苦労話が聞けて、楽しい報告になりました。
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報告のあと、質疑応答、コメンテーターからの意見もいただき、たいへん有意義な報告会となりました。
posted by taishin-chita at 11:26| 投稿ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする